付き合って1年半の8歳年上の彼がいました。元々は職場の上司だったのですが、その当時私は異動をし、職場は違ったので休みを合わせてデートをしていました。彼はある程度の役職に就き、毎日朝から夜中まで本当に忙しく働いていたので会うときの待ち合わせの時間は午後3時過ぎ、デート中も寝てしまうことが多々あり、時間が時間なだけに遠出することもできず、ホテルやまんが喫茶に行って寝るだけの状態が続き、私のなかでだんだん不満がたまっていきました。

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1年4ヶ月経った頃、私の仕事も忙しくなり移動先で仲の良い男の子の同僚もでき、彼と会ってもすごくそっけない態度をとるようになっていました。話をしても目も合わせず、笑いもしない、本当にひどい態度でした。自分の中で悪いなと思っていても今まで通りの楽しい雰囲気を作ることは難しくなっていたのです。

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彼と会わない仕事後は職場の男の子と飲みに行ったり、遊びに行ったり、正直その頃の私は彼と仲良く遊びに行けない寂しさを職場の男の子で紛らわしていたのだと思います。今思うと同僚にも彼にも悪いことをしたなと思いますが、その頃の私はさみしくてしょうがありませんでした。

でもなぜか別れを切り出せなかったんです。嫌いになったわけではなく、本当にただ寂しかっただけ。このまま私がひどい態度をとり続けたら彼は離れていくと思いました。そこで交際1年半記念日に今までの不満、謝罪、本音をしっかりと伝えようと思い、彼の欲しがっていた時計を用意しました。

 

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当日はいつも通りホテルに行きました。本気でお互いが本音で話し合いをできた初めての日でした。そしてごめんねと、用意していた時計を渡したとき、今まで一回も私の前で涙を見せたことのない彼が泣いて喜んでくれたのです。嫌われたのかと思った、そんな気持ちにさせてごめんね、ありがとうと。

そして泣きながら、

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結婚しよう、おじいちゃんおばあちゃんになってもずっと手を繋いでいようね

と言ってくれました。

彼はこの日プロポーズをする気など、全くなかったと思います。喧嘩ばかりの毎日で不安で不安でしょうがなかった中で、私からの謝罪と本音。きっと別れを告げられるとでも思ってたと思います。きっと言葉も考えてたものではなく、その場で素直に出てきた言葉。逆に私はそれが嬉しかったです。お互いが安堵からか涙を流していました。まさかの急なプロポーズだった為婚約指輪はありませんでしたが…それからは本当に前のような仲の良い関係に戻り、忙しくても寂しくなるようなことはなくなりました。

 

後日、プロポーズの時に指輪を渡せなかったからと指輪を買いにいこうと言ってくれたのですが、婚約指輪は結婚したら毎日つけるものでもないし、職業柄結婚指輪以外を常につけていられなかったので、婚約指輪は買わず、その分のお金を一生つける結婚指輪にまわしたいと言い、その日のうちに結婚指輪を探しに行きました。

 

そしてプロポーズから10ヵ月後に結婚式をあげたのですが、そこでまさかの本当のプロポーズがありました。

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お色直しをして私だけが階段を降りてくるシーンがあったのですが、下に降りると彼が指輪をもって膝まづいていました。そしてあのときは渡せなかったからと指輪をくれたのです。そんなに高価なものではないですが、私は号泣。彼の気持ちが嬉しかったです。

 

二人だけのプロポーズも嬉しかったですが、親族や友人、大切な方々がたくさん集まってくださった中でのプロポーズは特別なものになりました。

 

以上が私のプロポーズ体験です。
私の想像していたプロポーズとは全くかけ離れていましたし、ロマンチックの欠片もないような場所で、まさかのプロポーズでしたが、これも私たちらしいのかなと思っています。